Right Questionsができれば大学院の講義も作れる

Right Questionsができれば大学院の講義も作れる

今までとは違った新しいテーマに取り組む。こんな時に役に立つのが、「RIght Questionsから始める」という方法です。

私の場合もそうでした。

今年の秋、7年間続けた大学院の講義を、全く別のものに変えました。変えるに至った事情はさておき、新しい講義のタイトルは、前回ご紹介した「ビジネスモデルの構築」です。

といっても、それまでビジネスモデルのことをそこまで深く検討したことはありませんでした。「コンサルタントなので他の先生方よりビジネスのことは幅広く知っているだろうから、このテーマは自分が適任かな? それに何より自分の勉強になるのでおもしろそう」という軽い乗りでやることに決めたのです。

講義資料を作成するにあたって最初にしたことは、もちろん文献を読みあさることでした。しかし、それだけでは資料としてまとめることはできません。

そこで考えたのが「世の識者は、ビジネスモデルをどう定義しているのだろう?」という質問です。

下図に示すのが、その一例です。

結論は、皆さんの言われることは大体共通していて、ビジネスモデルは次の3つの要素からなるということです。(もちろん、バリエーションはいろいろありますが、その議論は専門の研究者にお任せします。)

  • 誰を顧客としどのような価値を提供するかを決める
  • 利益を獲得する方法を見つける
  • 顧客価値を提供し利益を獲得する継続的な仕組を作る

このことから、講義の大枠を次のように構成すればよいことが分かります。まず、概論としてビジネスモデルがこの3つ組で説明できることを示します。次に各論として、各要素について成功しているビジネスモデルが何を工夫しているか、その共通点は何か、等を説明していけばよいのです

大枠が決まったところで、次はその細部に関し同様のRight Questionsを繰り返していけば、講義全体のストーリーが作れる訳です。

これが、本日のタイトルの意図するところですが、これだけでは荒っぽすぎるというご意見があるのは承知しています。そこで次回もう一回だけ、顧客価値の部分についてどのように掘り下げていったかをお話しすることにします。

実際に、このようにして作った講義を9月から11月にかけて実施し、同時に学生さん達に「自分でこの講義を作るとしたらどうする? 次のRight Questionは何だと思う?」と問いかけていきました。このやり方は表面上は結構好評のようでしたが、講義を受けた学生さんがこのブログを読んでいるなら、その感想を下にコメントしてくれると嬉しいと思っています。

 

Right Questionsができれば大学院も作れる

 

 

 

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